【LPガス会社向け】DX導入で顧客密着型のコロナ禍 でも攻める社内体制を構築しよう
こんにちは、MDSの浅見です。MDS遊便の2021年春号を発行しました。
4月に各地で開催(およびオンライン)予定のセミナーでの講演内容についても触れております。
ぜひご一読ください。
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MDS遊便2021春号
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コロナ禍でデジタル化の中でデジタルトランスフォ ーメーション=DXで事業転換が急務となっている
新型コロナウィルスの感染は、落ち着きを見せつつあるものの、一都三県の非常事態宣言は再度の延長で3月21日まで続くこととなりました。転異ウイルスの感染拡大も危惧され、第四波の不安が続いています。
新型コロナウィルスの感染は、多くの変化の起点となりつつあります。日本が進んでいるような意識になっていたIT活用も、隣国の韓国・台湾と比較して、大きく遅れていることを知らされ、またテレワークも昨年4月の非常事態宣言時に、在宅勤務のできる会社と出来ない会社のインターネット活用状況の格差も明確になりました。また同時に、非接触型営業の必要性が急に高まり、改めてインターネットやスマホの有益性や、ネット購入の時代となっていることを再認識させられました。
インターネットと繋がるIOTの時代は、既に多くの分野で始まりLPガス業界でも、導入競争となりつつあります。しかし、導入の目的が合理化・効率化だけのイメージが強く、IOTの活用はガス会社の必須要件となっています。
DX導入は、インターネット時代に合理化・効率化を追求するだけでなく顧客密着を強化しよう
では、何をどのような目的で、システムとして導入 するべきか、デジタルトランスフォーメーション=DXの導入を考えてみましょう。LPガス会社では、販売管理・保安管理などの基幹システムは既に導入されていますが、業務の効率化や合理化と集められた情報を有機的に販売に活用できているかというと、まだこれからです。基幹システムの導入と並行してWeb請求や、AIを活用した配送の効率化などが中心として考えられていますが、それはほんの一部でしかありません。今回は、DXの活用について考えてみます。
① DXの導入によりお客様の満足度を向上させる
生産性や効率化・合理化を主なる目的としては、顧客から選ばれる会社となれるかが、導入の目的であるべきです。社員のやるべき仕事は何か、IOTの普及により検針のLPWA化、延滞督促や集金業務の削減、保安データの入力など、省力化すべき業務はLPガス業界には多々あります。訪問データ・業務内容の入力データ化、日報のデジタル化で事務作業時間を極力減少させることが急務です。そして、生みだした時間で顧客との接点を増やし、顧客の満足度を向上させ、離脱を防ぐと同時に関係性強化でガス機器はもちろん、キッチン・バスやエアコンなど住関連商品の販売へつなげることが急務となります。
② 顧客情報を活用することで、顧客サービスを向上させて信頼と顧客との関係性を強化する
顧客情報を活用することで、多様化するお客さまに適したサービスが提供できるようにシステム化することです。販促の対象を複数の条件(経年、使用量、使用機器など)で絞り込み、お客さまに応じた情報提供が可能となります。また、LINEなどのSNSを活用するなど、情報の提供も顧客の満足度向上を図る手段として有効です。同時に、クーポンの提供など積極的な販売促進策を実施可能となります。
③ 地域と顧客に密着した企業の勝ち残り戦略だ
DXは、規模の大きい会社の取組む内容で、中小規模の会社には、効果が薄いという誤解があるように思います。今回のDX導入のご提案は、規模に関わらず、お客さまの情報を活用した取組みを提案しています。もちろん、規模が大きければ合理化効果や効率化の効果が、金額的には大きい面がありますが、中小規模の会社が顧客との緊密な関係を築くには、情報活用は不可欠と考えています。地域の会社こそ、情報を活用した顧客に沿った提案が必要です。
④ 情報の収集・管理・活用を社員に依存せず会社で管理・活用できるシステムとすることが急務だ
顧客情報の収集・活用は、社員に任せきっている会社が多いのが実際です。経年のリストを提供しても、リストを基に訪問しても担当者個人で管理し活用してきました。しかし、これからは活用できる仕組みを基幹システムや日報への入力情報を使い、業務の現場を管理者が可視化し、情報として活用できるシステム化ができるようになりました。また、訪問結果に講じた対応や提案をすることで、顧客との信頼関係を築き、成果につなげやすい環境を作ります。顧客情報を活用できるシステムを、今回のセミナーに登場して頂く(株)エナジー・ソリューションズは、システムを持っています。 また、その収集した情報からLINEを活用して販売促進を進めることが、(株)クラブネッツのシステムでは実現可能です。
⑤ 社員のモチベーションUPと意識改革が可能だ
コンピューターのシステムだけを導入しても活用できる人材がいないとダメだとよく言われます。しかし、社員を理由に導入しないのは、もっと悪い結果を招きます。システムは確実に効率化・合理化の効果を上げることはできます。しかし、その効果をより高めるのが社員です。システムの導入が社員の意識を高め行動を変えるキッカケとなります。
社員にタブレット端末を持たせて、活動することで社員の意識と行動を変えることは十分可能です。成果は、必ず付いてきます。社員を信じてシステム会社と共に教育することです。
時代の変化・消費者の変化に適応できる会社へ向けてDXを導入し新たな挑戦を始めよう
これからの競争は、生産性が高く、低料金で収益を上げ、社員が意欲を持って取り組む会社となることが勝ち残りの条件となります。そのためのシステムや社員に投資ができる会社は、勝ち組に入ることが可能となります。まずは、未来に向けて積極的な挑戦を始めましょう。LPガス会社は、現在の顧客と売上を維持する守りの経営では、確実に衰退します。「挑戦なくして未来なし」お客さまと、社員・会社の未来のために積極的な挑戦を始めましょう。
編集後記を兼ねたご挨拶とご案内
「DX導入セミナー」は時代の変化を超えるためのセミナーです。
~四会場とWeb参加を並行で開催~
ここ数年は、2 月から3月に開催していましたセミ ナーを、コロナ禍のため4月に変更し、東京・名古屋・ 岡山・福岡の全国 4 会場で開催させて頂きます。また、 同時にZOOMを活用して、Web参加が可能なシス テムで開催します。1社から会場参加・Web参加で、 多くの幹部・社員の参加が可能です。時代の変化を認識し、取組む方向を共有化するためにも、たくさんの方々のご参加をお待ちしています。
若手経営者・後継者対象の「第6期 2030 経営 研究会」を5月より開催しますのでご参加下さい
昨年で第4期を終えた「2030 経営研究会」も、各種のテーマを設け、多くの新たな講師にご参加頂き、好評の中で、第4期を終了しています。
- 第4期(昨年実施)の主な招聘講師・テーマ
◎全国賃貸新聞社取締役 永井 ゆかり氏
◎空室対策アドバイザー 大脇 ちさと氏
◎(株)スキマプラザ代表取締役 西 英悦氏
◎ネット通販大手 企画室長 吉田 正樹氏
◎空室対策協会 代表理事 山岸 加奈氏
◎日本PCサービス 営業部長 瀧本 拓也氏
◎(株)クラブネッツ 部長 出野 将弘氏
5期となる今期は、4月が全国4会場でのセミナー を実施するため、今年は、5月を第1回で開催します。
- 第 5 期 20 30 経 営 者 研 究 会 ( 予 定 )
◎ 第 1 回 5 月 2 1 日 ( 金 ) 2 2 日 ( 土 )
◎ 第 2 回 7 月 9 日 ( 金 ) 1 0 日 ( 土 )
◎ 第 3 回 9 月 1 7 日 ( 金 ) 1 8 日 ( 土 )
◎ 会 場 参 加 ・ W e b 参 加 の 両 方 で 開 催
◎ M & A の 窓 口 、 H P 作 成 会 社 等 の 最 新 情 報 を 提 供 し ま す 。
※ 詳 し く は 、 弊 社 H P で 発 信 し ま す の で ご 確 認 く だ さ い